0

【CIデザイン・VI ❶】
ブランディングにおけるブランドアイデンティティの統合的展開

“ブランドアイデンティティ”は将来実現したいブランドイメージ。
一貫したブランドコンセプトとイメージ統合されたクリエイティブ・デザインの下、中長期的なブランドコミュニケーションを図る。

ブランディングの主な目的はブランドイメージを積極的に創り上げていくこと。
ブランドイメージとは社会に醸成されているブランドの世界観。それに対しブランドアイデンティティとは、積極的に醸成したい理想とするブランドイメージです。
私たちはブランドアイデンティティを社会に醸成するため、PRをはじめ様々なコミュニケーションを行います。それら各施策の取り組みにおいてキーになるのが、“一貫性”と“統合性”です。

様々なコミュニケーションによってブランドイメージを創り上げる。必要なのは統合性と一貫性。

ブランドアイデンティティはブランドの本質を幹に、肉付けして豊かに膨らませた将来的なブランドイメージ。将来に向けたブランドの意志表明といえます。様々なコミュニケーション施策・手段において、ブランドアイデンティティを視覚的・言語的メッセージをもって表現します。その際、当然ながらメッセージがバラバラでは将来的なブランドイメージの創造が難しくなります。
中長期にわたり一貫したブランドコンセプトの下、統合された視覚的・言語的メッセージをもって、PDCAを運用しながらコミュニケーション展開していくことが肝要です。

コミュニケーションを通してブランドアイデンティティ(BI/CI)をステークホルダーに醸成、ブランドイメージを創造する

コミュニケーションにおけるアイデンティティ統合について


ブランドアイデンティティの内容や意味、とりわけブランドの“雰囲気”をステークホルダーに伝える。視覚的メッセージはトーン&マナーをビジュアルデザインに反映、言語的メッセージはトーン&ボイスを反映した文体やタグラインなどで表現。

各種コミュニケーションにおけるメディアを、ブランドコミュニケーションガイドラインに則り統合的に表現します。そこで重要になるのはブランドアイデンティティの意味はもとより“雰囲気”です。一般消費者や顧客にとってはブランドコンセプトの内、ブランドの雰囲気がまず最初に伝わるからです。メディアの内容を積極的に見よう、読み解こうとせずとも一瞬で伝わります。
その醸成すべきブランドの雰囲気はトーン&マナ-とトーン&ボイスから成る「ブランドトーン」で定義します。ブランドトーンをしっかり立案し各施策担当メンバーと共有することが、ブランドデザインや各種クリエイティブにおいてぶれない表現軸を成立させることにつながります。

コミュニケーション施策を通して、一貫したブランドの意味と雰囲気をステークホルダーに醸成する

コミュニケーションにおけるアイデンティティ統合/ブランドトーン|雰囲気、意味、機能

“ブランドコミュニケーションガイドライン”はブランドの意志と表現軸の解説書。ブランドコミュニケーションガイドラインに則り、組織的なアイデンティティ統合と一貫したコミュニケーションを図る。

ブランドコミュニケーションガイドラインの構成内容の概要

アイデンティティ統合|ブランドコミュニケーションガイドラインの構成内容概要

ブランドコミュニケーションガイドラインの開発がブランディングの起点。そしてブランドコミュニケーション活動のPDCAを回す軸、いわば大黒柱となる。

ブランドアイデンティティをインナーと共有し、組織的に一貫したコミュニケーションを図るツール、ブランドコミュニケーションガイドライン。ブランディングはこのブランドコミュニケーションガイドラインの開発をもって本格化します。ブランドコミュニケーション活動の起点となりPDCAを重ねていきます。つまりはブランディングの大黒柱といえます。
このブランドコミュニケーションガイドラインは、ブランドアイデンティティに関する解説部分と、VI(ビジュアルアイデンティティ)に関する解説部分の、大きく2つのセクションで編纂されます。
ブランドアイデンティティはブランド創造フェーズにおいて、ブランドプロポジションやブランドエッセンス(ブランドの本質)を軸にブランドステートメントやブランドバリュー、ブランドパーソナリティ、ブランドヒストリーなどを策定し明文化していきます。現実的にはビジョン・ミッション・バリュー、理念や行動指針など各々の型式で構築し、構成内容は企業やブランドによりそれぞれです。ブランドの本質を捉え、端的に伝わりやすくエッジの利いた文言を開発します。

ブランドアイデンティティの策定には、クリエイターも検討に参画するのがベター。

ブランドアイデンティティはその後の実行フェーズ、コミュニケーション活動で具体的な“表現”に結びつきます。そのためブランドアイデンティティの策定ではクリエイターも検討に参画し、形にできるかどうか、穴はないか、クリエイティブの面から広く網羅的に精査し深掘りすることがベターだと思います。
VIマニュアルは明文化されたブランドアイデンティティを表現に結びつける時の基準です。ロゴをシステム化し、その使用に関する規定を主としたロゴシステム基準と、トーン&マナーやトーン&ボイスの詳細について言及したブランドトーン基準で構成。大半のコミュニケーションデザイン表現において、ロゴシステム基準で骨組みを作り、ブランドトーン基準で醸成すべき“雰囲気”の方向性を示します。
ブランドコミュニケーションガイドラインをベースに、インナー全員でブランドアイデンティティを共有することを目指すブランド浸透施策を展開。アウターにはブランドアイデンティティに合致したブランドイメージ醸成を目指して、各コミュニケーション施策を展開していきます。


まとめ

ブランディングの目的はブランドアイデンティティを社会に醸成し、理想とするブランドイメージを創り上げること。キーは“一貫性”と“統合性”。

ブランドイメージは既に社会で醸成されたブランドの世界観。ブランドアイデンティティとは将来的に創り上げたいブランドイメージです。ブランドアイデンティティを社会に醸成するコミュニケーション施策では一貫したコンセプトはもちろん、イメージ統合されたクリエイティブ・デザインが肝要。PDCAを運用しながら中長期にわたりブランドコミュニケーションを展開していきます。

コメント欄

メールアドレスが公開されることはありません。

ページのトップへ戻る